「永田裕志vs鈴木みのる」が絶対組まれないのは、新規客を増やすため
2017/02/21の 真壁刀義デビュー20周年大会で組まれた試合で、鈴木みのる選手と柴田勝頼選手の抗争がスタートしました。
新たな抗争勃発か?!鈴木みのる@suzuki_D_minoru が柴田に卑劣な場外攻撃!
— njpwworld (@njpwworld) 2017年2月21日
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試合後の永田裕志選手のツイートは、過去の因縁を含んだ内容です。
今宵真壁デビュー20周年記念後楽園大会では柴田、ライガーさん、タイガーと組んで性格悪男、孝之、鐘魔流、隊血と戦ったゼァ。 性格悪男の目は柴田に向かっていたな。お客さんは私との攻防を期待していた様だけどね。今じゃないな?焦らず機運を待とう。
— 永田裕志 (@nagata769) 2017年2月21日
永田選手と鈴木選手は高校時代から因縁があり、二人の歴史も楽しめる興味深い抗争になる可能性があります。
しかし、二人が抗争を始めたりシングルで対戦することはありません。永田選手が「今じゃないな」と言うように、新日本プロレスにとってタイミングが違います。
新日本プロレスは新規客を増やす時期なので、永田裕志vs鈴木みのるのような既存客向けの試合は組みません。
企業の施策には、新規客を増やすための施策と、既存客の購入金額や購入回数を増やすための施策があります。最近の新日本プロレスは新規客のための施策の割合が増えています。
新規客を増やすための施策としてはアニメ「タイガーマスクW」の放映や目新しいカードでのタイトルマッチや抗争があります。既存客へ向けた施策の代表として「真壁刀義デビュー20周年大会」のような記念興行があります。
新日本プロレスが新規ファンを増やそうとしている姿勢は、オーナーが世界一を意識したツイートをしてることからも感じられます。世界一のWWEとの売り上げの差は20倍以上あり、新規を増やす事が必須となっているので、新規向けの興行や抗争が多くなっています。
そして鈴木軍としても新規ファンを増やす時期なので、永田選手ではなく柴田選手にしかけていったのです。